あっ、わたし笑ってる
子供たちとテレビを見ていた
いつもと変わらない
寝るまでの団らんの時間
芸能人がおもしろおかしく踊ってる
その姿がコミカルで本当に面白くって
久しぶりに声を出して笑った
その瞬間、ハッとした
あっ、わたし笑ってる
半年も経ってたか
気づけば、夫を亡くしてから半年
毎日テレビはついていた
見てるんだか見てないんだか
全く記憶にない
思考回路が遮断していたんだろう
テレビを見るという事すらできなかった
もちろん
物事を深く考える事だって
1年後、半年先の事だって
考えるという作業は難しい状態だった
そんな時間をずっと過ごしてきたんだと思う
だからこそ、その日の声を出して笑ったのは
嬉しいよりも先に驚きだった
笑えた自分に
本当にびっくりした
もう笑っていいのだろうか
というより
やっと笑えるようになれたんだ、と
少しずつ変われるのか
それでも
失ったものの大きさは変わらないまま
それでも
心はほんのわずかに動きはじめていた
私は少しずつ
今までとは違う形で
生きていけるのかもしれない
にほんブログ村


コメント